蔵前とバタートーストと
すっかり更新を忘れていたこの活動を ふと思い出してしまったのでつらつらと、、 気づけば年も変わって2023年になってたし、 今年の抱負を〜と思っているうちに4月も終わってしまったよう。 ... 2022年からお気に入りエリアの蔵前。 主張しすぎることのない職人気質のお店が慎ましく佇むとなりで、 おしゃれな喫茶店に若い女性が集まる少し異色な、時の新旧を感じる素敵な街。 そのなかでもお気に入りなお店のひとつはfrobergue。 海外の絵本を中心に取り扱う古書店。 お店の顔になる玄関口から、内装が生み出す落ち着きのある空間、 色とりどりの絵本の置き方まで、それら全てが魅力的で、 どろどろとした都会の生活で曇ってしまった私の心に安らぎを提供してくれる。 小さい頃、仕事で帰りの遅い母親を保育所で待つ間たくさんの絵本を読んだ。 大学生になりふとそのことを思い出してから絵本を少しずつ買い集めるようになった。 frobergueに飾られた心惹かれる数々の絵本。 それらのうち数冊を買って家に持ち帰ることが、この街に来る時の密かな楽しみになっている。 昨年末の11月に立ち寄った際、ふと気になるものを発見。 12枚綴りのカレンダーカード。 ちょうど翌年のカレンダーを探していた頃だったこともあり、 淡く儚げな水彩と手書きのフォントで構成された各月A4サイズのそれを 数冊の絵本とともに持ち帰った。 ... 今日から5月かと思ってカレンダーカードを更新しようと壁を見ると、 そこにはバタートーストの水彩と3月の文字。 実のところ、日付はスマホで確認してしまうし、壁掛けのカレンダーなんてものは 実際になくてもなんら困ることはないのだけれど、それでも欲しくなってしまった。 欲しくなって手に入れて、初めのうちは毎月楽しみにしていたはずなのだけれど、 この1ヶ月そのことに気づかず過ごしていたらしい。 この草むらの水彩と4月の文字は 忌々しいバタートーストが退くのを待ち侘びていたに違いない。 たった1日くらいの遅れであればエイプリルフールを言い訳にできたかもしれないが、 その存在を30日間も忘れられていたとあれば、この家に住むずぼらな主人に 幾許かの憎悪の念を抱いていてもおかしくない。 さてどうしたものか。 世界は5月になったというのに我が家はまだ3月を示している。 人の世に生きる者としては、この草むら...